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【初心者向け】ロッドについての解説

投稿日:2021年11月5日

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目次

最初に購入するバスロッドについて

まず、最初の1本目となるバスロッドについては、スピニングから入門されるのがオススメです。釣具店で、よく見かける、スピニングリールとセットで販売されている、初心者向けの商品です。

実際、釣りをしてみたものの自分には、向いてなかったということも考えられます。初めから、高額なタイプの商品を購入するのではなく、リーズナブルなモノを選びましょう。安価なロッドとリールを別々に購入するのも良いと思います。

そして、釣りをやってみて、楽しかったので、ステップアップしていきたいとう段階にきた時に、ベイトタックルの購入を検討しましょう。

バスロッドは、各メーカーから、多種多様な商品が、沢山発売されており、購入の際に何を基準に選べばいいのか、悩む方も多いのではないかと思います。

ベイトロッドの1本目は、目安として、6ft 〜 6ft 10inch(ロッドの長さ)、ミM(ミディアム)〜MH(ミディアムヘビー)ぐらいのロッドの硬さのカーボンロッドが、汎用性もあり、良いかと思います。

最初のベイトロッドとしては、ベーシックに色々なルアーを扱え、軽いタイプ〜重めのモノまで広範囲に使えるので、お勧めです。

スピニングとベイトタックルの優位性

スピニングでは、軽量のルアーを簡単に投げることができるのが特徴です。

また、ベイトタックルでは軽量のルアーとなると、飛距離も出しづらく、バックラッシュも起こりやすくなります。近年では、ベイトフィネスタックルが開発され、軽量ルアーをストレスなく、扱えて、飛距離も出るため進化しています。

スピニングは、簡単にキャストが出来て、飛距離も出しやすいのがメリットです。どうしても、キャストコントロールは、ベイトに比べて、スピニングの方が難しくなります。練習をすれば、スピニングでも、正確なキャストは可能なので、是非、練習してみてください。また、ワームを使用したライトリグで、繊細な釣りをする際には、スピニングタックルの出番になります。

そして、ベイトタックルは、最初の頃は、バックラッシュに悩まされます。キャスト練習をして、慣れてくると、扱い易くなってきます。特徴としては、狙ったポイントへ、ルアーを投げやすいというポイントです。ビッグベイトやカバーを狙った、パワーゲームを展開する場合など、圧倒的にベイトタックルが有利です。

また、ピンスポットをテンポ良く釣りをしていく際にも、ベイトタックルを使うことが多いです。ベイトタックルを使いこなせるようになると、色々なタイプのルアーを扱い易くまり、釣りの幅が広がるので、ベイトタックルに挑戦していきましょう。

カーボンロッドの特徴などを解説

カーボンロッドとは、カーボン繊維を縦や横に編み込まれたロッドです。

最大の特徴は、強くて、軽くて、感度が良く、弾性があることです。カーボンロッドは、反発力が高いため、キャスト時の飛距離も出すこともでき、ルアーの操作性も優れています。

デメリットとしては、反発力があるので、魚とのファイト中にバラしてしまったり、魚のアタリを弾いてしまうことがあります。

カーボンロッドには、弾性の種類があり、「低弾性」「中弾性」「高弾性」と大まかに3種類あります。低弾性は、曲がりがしなやかで、粘りが、ありますが、ロッドの重量が重くなります。高弾性は、その反対になります。

最近では、カーボンテープをスパイラルに巻いたり、4軸、6軸方向に補強をするなどして、軽くて曲がるロッドの開発などで、日々進歩しています。

また、悪天候の雷が鳴るような時に、ロッドに落雷する危険があるため、取り扱いには注意しましょう。

カーボンロッドとグラスロッドの違い

グラスロッドは、「グラスファイバー」というガラス繊維が素材のロッドです。

特徴は、素材が柔らかいので、しなやかで、柔軟性に優れています。

なので、グラスロッドは、巻物の釣りなどで、バイトが浅い場合などでは、重宝されます。

アタリがあった際には、ロッドが追従してくれ、弾かれることなく、深いバイトを得られるためです。軽さや感度では、カーボンにはどうしても劣ります。

バスロッドでは、「グラスコンポジット」といって、カーボンとグラスを織り交ぜて作られたロッドが主流です。トッパーと言われるトップ専門で狙う方々は、「ピュアグラス」という、グラス素材のみで作られたロッドを使用されています。バイトがあった際に、必ずフックアップさせるため、ノリ重視の考えかと思います。なので、カーボンロッドはどちらかと言うと、「掛け重視」のロッドで、グラスロッドは、「ノリ重視」となります。

ソリッドティップ、フルソリッドについて

ソリッドティップとは、ティップ(穂先)部分が空洞ではなく、「ソリッド=中身が詰まっている」と言う意味から、空洞のない素材のものです。

ロッドティップに、ソリッド素材を挿し込んで接着しています。メリットは、繊細な穂先が、ごく僅かなアタリを確実にしっかりと捉えていけることです。ネチネチした喰わせ重視の釣りには、とても向いています。

デメリットとしては、ガツガツフッキングしていくような、掛け重視の釣りには向かない点や、手元までアタリが伝わりにくいなどあります。

特に、海では、エギングロッドやカワハギ釣りなどでは、とても重宝されいます。

次に、フルソリッドとは、穂先だけではなくブランクス全体が、中空ではなく、芯まで詰まっているロッドのことになります。メリットは、喰い込みの良さや、しなやかでよく曲がり、魚が暴れずに浮いてくることです。また、曲がったロッドが元に戻ろうとする力の「復元力=トルク」の良さが特徴です。

デメリットは、チューブラ=中空のロッドに比べると、ロッドの自重が重くなることや、アタリの感度には、好みがあることです。

個人的には、オールソリッドのロッドは、とても好きですが、アングラーによって、好みが分かれてくると思います。

ロッドガイドの進化によるメリット

基本的なガイドの特徴は、ブランクスの性能を生かして、本来のパワーを損ねないことや、リールの性能を生かすため、ラインの出入りをスムーズにすることになります。また、ラインの能力を生かすためスベリを良くして、ラインを傷つけないとされています。

ロッドガイドは、世界の富士工業と言われるほどFUJI製品が有名です。日本におけるロッドは、ほとんどFUJIのガイドが採用されています。ガイドシステムにおけるスペックを生み出したのが、FUJIであり、他に真似出来ない、ジャパンメイドのモノ作りに歴史があります。SICリングについては、40年前に開発されてから、未だに進化を続けており、釣り人にとっては、とても馴染み深いガイドリングです。

また、近年ではベイトフィネスという釣りが確立され、マイクロガイドシステムが採用されています。

マイクロガイドシステムとは、従来のガイドの比べ、小さいガイドを数多く搭載されていることです。メリットとしては、ロッドの自重が軽くなることや、ラインの接点が増えるため、感度が上がることなどあります。

グリップは、コルク派?EVA派?

ロッドグリップは、コルクとEVAとどちらが良いのかとよく聞かれたりするのですが、僕の場合は、完全に好みで良いのではないかと思っています。

もちろん、素材によるメリットなどありますが、ロッドとリールが付いた状態でのバランスを考えた、見た目を重視してもいいと思います。

コルクは、定期的にメンテナンスが必要です。

よく握る箇所は、黒くなりますが、消しゴムやサンドペーパーなどで磨くを復元されます。黒くなった雰囲気が好きって方もおられます。

また、EVAについては、雨の日の釣行時には、グリップがよく滑ると言われています。個人的には、さほど気にならない程度で、好き嫌いの好みで良いレベルではないかと思います。

ロングロッドとショートロッドの相違点

ロングロッドとショートロッドの違いについては、ショートロッドが短い分キャストする際の手返しの良さや、ルアーの操作性能が上がることなど、ボートから岸に向かってアプローチする際の、近距離のを狙った釣りでは、もってこいです。

ロングロッドについては、岸から沖に向かってのアプローチする際に、やはり飛距離が求められるため、ロングロッドが重宝されます。

バスロッドの本数は、どれぐらい必要なのか?

陸っぱりからの釣りとなると、持ち運ぶことを考慮して、最大でも三本程度がオススメです。マルチに使えるバーサタイルなベイトロッド、カバー周りなどを攻められる、ストロングなベイトロッド、ライトリグ全般に使えるスピニングロッドといったように、この三本があれば、ボートからの釣りでも、一通り狙えます。バス釣りにハマって、これから色々と欲しいという方は、ベイト二本、スピニング一本、揃えられると良いと思います。

近年は、ロッドカテゴリーが細分化されている

最近では、一つ一つの釣りに特化した専用ロッドが多くなってきており、各カテゴリーに細分化されつつあります。自分がどういった釣りが得意で、好きな釣りを極めるためには、ジャンルに特化したタックルがオススメです。

また、ビギナーの方や、マルチなロッドで色々な釣りに汎用できるロッドで、狙いたいという方など様々です。

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