【初心者向け】フィールド別の特徴や攻略法を解説(野池、川)編
投稿日:2021年11月5日 / 更新日:2021年12月9日
目次
溜池(野池)を狙う時の鉄則
最初に、バスフィッシングを始めた時は、狙うフィールドとして一番多い場所が、溜池になるかと思います。家の近所にある池からスタートした方も多いのではないかと思います。
溜池については、農業用水を利用目的として人工的に作られた池になります。野池とは、自然に野にある池を指します。バス釣りの用語としては、溜池などを総称して野池として呼びます。あくまでも目的は、災害用や農業用がほとんどで管理者がいることも多いため、釣りをする際は、ゴミの持ち帰り、釣り禁止、マナーやモラル、迷惑駐車などには、十分に注意して釣りを楽しみましょう。
池の特徴は、フラットで遠浅なタイプが一番多いと思います。また、ダムのように岸から少し離れるとブレイクが絡んで深くなっているような(すり鉢状のタイプ)池と、どちらかのタイプになってくると思います。
基本的に、水の入れ替わりも少なく、障害物やカバーなどの変化も乏しいため、変化のあるような場所がキーポイントになってきます。
代表的なスポットとしては、インレット、アウトレット、カバー、ブレイク、エグレ、護岸の変化、池全体を見た時に角となるスポット、へら台など、地形変化が絡むスポットには、高確率でバスが身を潜めていることが多くなります。
また、足元付近も大きな変化となり魚が付いていることも多いので、池にエントリーする際には、少し離れた場所からキャストして狙ってみるのがオススメです。
捕食するエサが、他のフィールドに比べて、乏しく、虫や甲殻類、ブルーギルなどが、主にメインベイトになってきます。
誰も狙ってないようなカバー最奥部のスポットなどを、根がかりを恐れずに正確なキャストで狙うとチャンスが広がると思います。
そして、魚に対してプレッシャーが掛かり易くなります。魚の個体数や狙うエリアも限られやすいため、アングラーが多くなると釣れなくなることも良くあります。時間帯やタイミングを変えながら、複数の池を周りながら、効率良く探っていきましょう。
川で狙う際の注意点
川で釣りをする際には、上流、中流、下流と分けて釣りを組み立てます。
上流域では、他のエリアに比べて、川幅が狭くなり、水深は浅く、流れが強くなるのが特徴です。また、溶存酸素量も多くなるため、水質が悪化している時には、期待できます。水温は、中下流域に比べると、比較的に低いため、夏場などに狙うと効果的です。
次に、下流域では、川幅が広く、水深が深く、流れが緩やかになります。
上流部と対照的なポイントになります。秋が深まり、冬になると、水深が深く、流れの緩やかな場所を好みます。
中流域は、オーソドックスなポイントで、中流部を起点として、状況変化が起こると上下流域へ移動できるため、バスにとっては、居心地の良いエリアであり、待機できるような場所となります。平均的にバスのストックも多いエリアになります。
また、他のフィールドと一番の違いは、「川の流れ」があることです。
とても当たり前なことですが、釣りをしていくためには、しっかりと理解して狙わないと釣れないことも少なくありません。
ワンド付近などの流れの少ないエリアでは、池と似たような感覚で狙いますが、本流の流れのあるような場所では、川の流れ意識して釣りをすると効果的です。
自分の立ち位置から上流側にキャストしての釣りは「アップストリーム」になります。また、自分の立ち位置から下流側へキャストしての釣りは「ダウンストリーム」になります。
アップストリームでは、バスの背後から狙えるため、プレッシャーを与えにくいのがメリットです。、ハードルアーを使った釣りやノーシンカーによるドリフトなどが効果的です。
また、ダウンストリームでは、ルアーをゆっくりを泳がせて、魚にルアーを見せる時間が長くなるため、喰わせの間を与えやすいのがメリットです。
バスは上流側に頭を向けていることを意識しながら釣りをすると、ルアーのトレースラインなどイメージしやすいと思います。
基本的に、流れのあるエリアでは、水の抵抗を受けやすく、クランクベイトなどのルアーでは攻めづらくなります。流れによる水の抵抗を受けにくいルアーで攻めていくと狙い易くなります。
川を狙う際の注意点は、他のフィールドに比べて、フィールドコンディションが変化しやすいのが特徴です。フィールドの反応がとても早いため、雨が降れば、水が濁り、増水しやすくなります。足場の悪いような場所などでは、安全には十分に気をつけながら釣りをしましょう。