【初心者向け】なかなかバスが釣れない時の戦略を解説
投稿日:2021年11月5日 / 更新日:2021年12月9日
目次
フィールドに合ったアプローチを再検討
最初の頃は、釣りを始めて、バスが釣れると楽しいのですが、釣れない日が続いたりすると、「釣れない=楽しくない」となり、釣りを辞めてしまう方も少なくありません。あくまでも、自然相手の遊びなので、釣れない日も、もちろんあると思います。バスが釣れる、釣れないだけの楽しみ方をしてしまうと、すぐに飽きてしまうことがあります。今回は、こういった時の対処法など、説明できればと思います。
釣れない時が続くほど、学ぶことが多く、色々と考えるからこそ、次にバスを釣った時というのは、本当に格別です。なぜ釣れないのか、タックルや狙うエリアなど再検討することが重要です。ゲームフィッシングを楽しむということから、色々な要素を考え、自分なりのマイゲームを組み立て直します。
釣れない時ほど、沢山ヒントが隠されており、次々と、消去法で探っていくことがオススメです。表層(トップ)、中層(ミドル)、底(ボトム)と分けて、ルアーをチェンジしていき、ルアーをステイさせて反応があるのか、それとも、動かしている方が釣れるのかなど試していきます。
特に、エリア選択がとても重要になってきます。
季節感や水深などを考えて、バスが少しでも多いエリアを探していくことが、一番重要になります。バスの遊泳している層にアジャストさせてから、ルアーをチェンジしていき、最後にカラーを選択していくイメージです。
ルアーをチェンジしながら探っていくと、ルアーを追いかけてきたとか、バイトはあるけどフックアップまで到らない、といったことがあるようなら、ルアーの動かし方や、カラーチェンジといったタイミングになります。
釣りをしながら、水質チェック、ボイル有無、ベイトフィッシュ有無、水辺の状況変化などを探していきます。少しずつヒントを見つけていき、(バスを釣り上げる)ゴールへと向かっていきましょう。
よく知人などから、「釣りは待ってばかりでつまらなくない?」と言われることがあリます。特に、ルアーフィッシングは、試行錯誤を繰り返しながら、楽しむ釣りですので、あまりジーーっと待って釣りすることは、どちらかと言うと少ないと思います。
マッチ・ザ・ベイトを意識する
フィールド毎に、季節によってバスは、捕食するエサが変わっていきます。
ここで意識して欲しいことは、フィールドをしっかりと観察することです。
釣り場に着いてから、すぐに釣りを開始するのではなく、竿を握らずに、30分程フィールドを観察しても良いかと思います。
エサとなるのが、スピーディーに動き回る小魚なのか、それとも、動きの遅いエビや虫なのかチェックします。フィールド状況を把握していきます。
バスの目線が上、前方向、下を向いているのかとイメージ出来ると思います。ベイトフィッシュを捕食しているようタイミングでは、前方向、もしくは表層付近となり、水面もボイルが起こっていたりと賑やかになります。
また、エビなどを捕食しているようなバスは、目線が下方向となるため、なかなか、中層や表層をルアーで探るだけでは、なかなか反応しません。
実際に、バスがどういったエサを捕食しているかなど、水辺を観察しながら釣りをしていると釣果もアップしてくると思います。
リアクションバイトを誘発させる
バスの習性を利用した釣り方の一つで、リアクションバイトを誘発させてバイトさせることがあります。
バスの場合は、人間とは違って、手や足でモノを確かめるということを、口で行います。なので、単に食性で捕食させるのではく、反射といった本能を利用して口を使わせます。よく通りすがりの道から、急に人が現れると思わず、ビックリして、「わっ!ビックリしたわー。」など反射的に声に出してしまいます。これが、バスの場合は、思わず口を使って反応してしまいます。
基本的に、イレギュラーな動きに反応するため、フォール、ハングオフ時などにリアクションバイトを得られます。主に、冬場や釣れない時の切り札として多用します。よくルアーをキャストして、最初にルアーをボトムまで落とし込んで、リールを巻き始めると喰っていたりすることが良くあります。おそらく、全てがそうではないでしょうが、リアクションバイトによる釣れ方が、ほとんどではないのかなと思っています。
特に、クランクやスピナーベイトなどは、リアクションバイトを誘発させやすいルアーになります。障害物にガンガン、ルアー当てながら巻くとイレギュラーなアクションを起こし易いため、反応を得られます。また、ルアーが、水中の障害物に引っ掛かかり、根がかりを外した瞬間(ハングオフ)にリアクションバイトで喰ってきたということも、よくあります。冬場に出番の多い、メタルバイブを使用した、フォール&ステイの釣りもシーズン問わずとても有効です。
バスの食性だけをイメージするのではなく、リアクション要素も考えながら、釣りを展開していくと、釣りの幅も広がり、楽しみも増えますので、是非お試しください。